アングラーなら皆が知っている『玄達瀬』。そんな有名なポイントでのヒラマサジギングについて紹介
- 玄達瀬とは
- 玄達瀬ジギングタックル紹介
- 玄達瀬ジギングにオススメのジグ
- 玄達瀬ジギングにオススメのジギング船
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玄達瀬とは
鷹巣沖から35km程離れた沖合に、釣りファンなら誰もが知る、一級漁場の玄達瀬(げんたつせ)がある。玄達瀬は、長さ18km幅6km、水深200mの所から一挙に水深10m~30mにまでせり上がる非常に起伏の激しい瀬と言われている。この複雑な地形が潮流を作り、魚が集まりやすい漁礁となっているようだ。この玄達瀬は関西近郊エリアでは大型ヒラマサが釣れることで有名なエリア。釣りファンにはたまらない漁場の一つだ。
玄達瀬は解禁日が決まっているエリアである。毎年6月15日~8月15日のたった2か月間だけ解禁となり、それ以降は禁漁期間になるのだ。
35km沖にある玄達瀬がいかに『瀬』になっているか分かる動画がこちら。ヒラマサも写っている。
玄達瀬の狙い目の時期は?
毎年、解禁日である初日もしくは直近の大潮の日が一番人気となるだろう。特にジギンガーにとっては、初日に近い日の方がメリットが多い。というのも、玄達瀬というのは漁場であり、さらに餌釣りの船も多い。ポイント付近には、大量のコマセがばら撒かれることになり、解禁日から遅くなるほどジグへの反応が悪くなると言われているからだ。確かに、解禁に近い日にブリ祭りが多く起きているように思う。
ヒラマサ狙いはいつが良い?
玄達瀬に行くジギンガーは、大物のヒラマサがメインターゲットになるであろう。ではヒラマサを狙うのはいつが良いのか?確かに、解禁日に近い日にメーターオーバーのヒラマサが揚がっていることが多いのだが、7月頭の梅雨前に大物が揚がりやすいとも言われている。
もちろん、ブリも良く釣れるため、船長にヒラマサかブリどちらをメインで狙うのかを良く聞いた方が良い。
玄達瀬ヒラマサジギングタックルについて
玄達瀬と言われるだけあって ‘瀬’ なのである。沖ではあるが水深は20m~120mくらいだろうか、海底が起伏している少々根が荒いポイントを狙う事になる。
そういった起伏したポイントでメーター級のヒラマサをヒットされると、ヒットした瞬間にヒラマサは海底に潜り込むのである。ある船長は、ヒットした瞬間にドラグを出すような奴は釣れん!ヒット後のモーションを見れば、そいつが釣りあげるか分かる!と豪語していた。なんでも、ヒットの瞬間に大きく合わせるようなモーションがあるとその間にヒラマサは反転し根に潜っていくため、無駄な動きをせず、食った瞬間はゴリ巻きが鉄板だそうだ。またメーター級のヒラマサは、ヒットしても1/3の確率くらいしか揚がらないとも言っていた。そのくらい玄達瀬でメーター級のヒラマサを釣り上げるのは難しいのだ。
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ヒラマサ狙いにベイトタックルは不要⁉︎
前述の通り、大物のヒラマサは針が掛かると瞬時に根に潜ろうとする。よって、ベイトリールではドラグ力が足りず力負けしてしまうのだ。無論、ジギングには少し大きめのシマノ2000番クラスでも力不足だ。
大物ヒラマサにオススメのアクション
大物ヒラマサを狙う場合、あまり派手にジグをアクションさせないのが主流。地元アングラーは、竿先を若干下向きにソフトにシャクっている印象が強い。丹後のような激しいジャークは全く不要である。
私のタックルはこちら
■タックルまとめ
- ロッド:ジギング用ロッド3〜4番パワー※大物ヒラマサには、ソフトティップで柔らかいしゃくりが良いことが多い。
- リール:スピニング ダイワ4500番パワーギア推奨※大物狙いではベイトリールは非推奨。
- ライン:PE4〜5号、リーダー 50〜60lb
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