2020/3/7 中潮 伊勢ビンチョウマグロ釣行でマグロが釣れたのでレポート!
目次
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伊勢ビンチョウマグロジギングが好調の理由
まず初めに、今シーズンの伊勢ビンチョウマグロジギングは絶好調のようだ。昨年に続き、黒潮の大蛇行が起こり伊勢湾近くをマグロが回遊していることが要因と言われている。私もよく理解はしていないが、沿岸では黒潮の大蛇行というものが2017年から2020年現在も発生中(前回は2004~2005年に発生し15年振りの現象のようだ)。この黒潮の大蛇行の分流が伊勢湾沖にビンチョウマグロを連れて来てくれる。
つまり、大蛇行が終わるとビンチョウマグロは釣れなくなる?かもしれないのだ。この黒潮の大蛇行は数年続くと見られているようだが、この先何年もビンチョウマグロジギングが体験出来るものではないようだ。ただし、ジギングによるビンチョウマグロ釣りが本格的になったのは昨シーズンからで真相は不明。
どうやら、今シーズンは4月中までが狙い目となりそうだ。
伊勢ビンチョウマグロジギングのポイント
三重県伊勢は富岡漁港を出発して1.5時間でポイントに到着した。ポイントに着くと500mごとに船が点在しており、皆がマグロ狙いの船だという。船長は他の僚船とやり取りをしながらマグロの状況を伺っている様子。
船の片側に8名が横並びのドテラ流しスタイル、この日は風速5m以下だったが、前日は爆風だったようで、これでも風が弱い方で釣りはしやすいようだ。潮流は0.5ノットとのことだったが、1−2ノット程度がマグロが1番口を使うのだと言っていた。潮流と船が流される方向は同じようで、好条件ということになる。
水深は1,000m。狙う棚は水深80mとのことで、ラインカラーをよく見ながら釣りがスタート。
伊勢ビンチョウマグロジギングでマグロヒット!!
釣りスタートもなかなか釣れない時間が続く。。
この日の前日は大爆釣であったが、今日は潮流が弱くマグロが口を使わないのかな。。と、船長からマイナス発言が飛び出す。釣行開始から2時間弱もの間は船上は平和そのもので、何か起きる様子すら感じなかった。この釣りはジグの着底がなく、他の魚が釣れることもない。ドテラ流しで250gのジグをシャリ続ける、、釣れなければ筋トレの釣りである。
念願のビンチョウマグロヒット!!
11時を過ぎた頃、私は眠気に襲われていた。この日は陽気な天候とジグのシャクリ運動で体はポカポカ。午前2時起きということも重なりもう限界に達していた。眠気がMAXになると、船長の指示棚をキープするためにPEラインのカラーを覚えておく必要があるが、カラーを覚えることが出来ず適当な釣りが続いていた。
そんな時、ボーッと優しく力を抜いたジャークを続けていた時だった。
ドンッ!!グーーーッと、竿を押し曲げる引きがくる!船長ヒットしたよ!!っと思わず声が出た。これがこの日の初ヒットだった。船長の指示でミヨシ(船頭)へ移動していく、バタバタバタとヒット連発になる。これが、事前に聞いていた誰かが釣ると連発するというやつか!!
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嵐が過ぎて無の時間、そこからのヒット!
群れが過ぎ去った後、1時間無の時間が続く。また気持ちが落ち着き眠気が出て来た頃。また力を抜いたフワフワワンピッチジャークからのフォールのタイミング。
ドンッ!!グーーーッと、ヒット!!すぐにミヨシへ移動しやり取りを続ける。ファイト開始から5分程でマグロの姿が見えネットインのタイミング。そこから、またドラグを出して潜り出す。。
無重力空間・・・。
フックオフしてしまっった。下手くそなやり取りで逃してしまったのだ。その後船長からドラグをチェックされ、目一杯締められることに。一気に巻き上げないとバレてしまうからとのこと。残念無念。
その後、船中は無の時間が続いていた。終了時間の14時前、同船者ヒット!!
ドンッ!!グーーーッと、ヒット!!今度は真下に持っていかれるためその場に留まってファイトしていた。だが、周辺のジグを全部かっさらい大祭りになってしまった。マグロが水面に挙がってくるもラインがぐちゃぐちゃ。船長が四苦八苦していると、、
プッッッチ!!ラインブレイク。
その後、船長から、ドラグを締めきってるからあの場では緩めた方がいいよ。分かってはいたが、先程のフックオフがあったことからドラグを緩める気にならなかったのだ。。
これが、この日のファイナルファイトとなった。
この日のジグアクションについて
マグロは群れで泳いでいることから、1匹が食うと周りの魚にも捕食スイッチが入りバタバタ釣れることが多いという。その為、1番にマグロに口を使わす人が重要になってくるらしく、この釣りは協力プレイが大事だ!と船長が話していた。しかも、1番にマグロを釣る人は毎回同じ人なのだと言う。結局は、ビンチョウマグロジギングもパターン攻略が重要ということだ。
通常、ビンチョウマグロでもキハダマグロでもジギングアクションのポイントは、フォールアクションが大事と言われている。フォールの間を作ってやることが大切になる。
しかし、この日はソフトなワンピッチジャーク、たまにフォールが定番パターンだった。またタダ巻きでもヒットしている人もいた。激しく横にスライドさせるようなアクションよりも、流れに逆らわずにジグを漂わすイメージでアクションさせていた。
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伊勢ビンチョウマグロジギングのタックルを紹介
やはり、長時間のしゃくりに対応するにはベイトによるパワースローのタックルが重要だ。今回、先週のブリジギング の方の疲労もあって、ベイトタックルが正解だったと実感。また、疲労軽減のため右タックルと左タックルを用意した。
タックル①
ロッド:オシアジガー ♾ motive B610-4
リール:オシアジガー F 2000
PE:3号/400M 、リーダー:50lb
タックル②
ロッド:オシアジガー ♾ motive B610-3
リール:オシアジガー 2001
PE:4号/300M
タックル③
ロッド:ソルティガ 66MS-J
リール:キャタリナ 4500
PE:3号/300M、リーダー:50lb
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伊勢ビンチョウマグロが釣れたジグ
この日はジグを頻繁に交換していた。3ヒットそれぞれが別のジグだったので紹介。
①一徹ジグ240g グローヘッド
鳥羽エリアで有名な『橋本釣具店』の店長オススメのジグ。この日、船で1番にヒットしたジグだ。
②鉄ジグ ウィグルライダー225g オールグロー
この日、2本目のヒットになったジグ。オールグローというカラーリングもマグロに効くようだ!
③ジグパラ スロー 250g シルバー
この日、3本目のヒットのジグ。シルバーカラーと言ってもグローをまとったカラー。ナチュラルなしゃくり感とスローフォールが良い気がする。何よりも安価だ。
まとめ
釣れて美味しいビンチョウマグロ!全身に程よい脂があり、家族でマグロを堪能することができる。マグロカツや手作りのツナも非常に美味だった。意外と手軽なタックルで出来るビンチョウマグロジギング(通称トンジギ)はオススメだ!