2021/1/5更新
伊勢で人気のビンチョウマグロジギングや、キハダマグロジギングで使えるオススメのパワースロージギングのタックルを紹介。パワースロージギングのタックルは2種類のマグロを共通して狙うことができる。
目次
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伊勢マグロジギングの特徴
ビンチョウマグロは沖で群を探しながら水深1000m級の水深で100m前後のタナをジギングで狙う。また、ドテラ流しにより広範囲を探る釣りになることが多い。
キハダマグロは沖のパヤオ(浮漁礁)付近を回遊しているキハダを狙うことが多くなる。時期によっては、パヤオ以外のところでも魚影が濃ければジギングを行うこともある。こちらも狙うタナは水深は150mより浅いことが多い。いずれもジグは着底させずにPEラインのカラーを見て船長の指示の水深を狙うことになる。
伊勢湾沖のパヤオ
2番パヤオを狙うことが多く、シーズンによってはパヤオ周辺をカツオが飛び回っている光景を目にすることができる。
マグロジギングタックルについて
マグロジギングではベイトタックルを用いたパワースロータックルと呼ばれるセッティングが一般的だ。もちろん、スピニングでも問題なくジギングは出来るが、マグロを通過しヒットするまでひたすらアクションを続けるためには、体力的にベイトを用いた方が良いためだ。
マグロはフォールアクションが効果的
マグロは種類によらず、フォールアクションでヒットすることが多い。ドテラでもバーチカルでもフォールを意識したアクションが重要だ。この理由からも、ベイトリールによるパワースロータックルを用いることが有利になる。また、ロングフォールを多用するため、ロッドは必然と長めのレングスが良いことになり、ファイト中もロングロッドのパワーが良い。
もちろん、スピニングタックルを使用しても問題はなく、比較的水深が浅い場合はスピニングタックルで強引に引き揚げる方が有利な場面も多い。
マグロジギングのセッティング
・ロッド:ロングジャーク用ロッド
・リール:オシアジガー2000HG
・ビンチョウ用ライン:PE3号/400m
・キハダ用ライン:PE4号/300m
☞メインターゲットがキハダの場合は4号をセッティングする方が良い。
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マグロジギングに合うスロージギングロッドを紹介
パワースロージギングでオススメのロッドをオシアジガーインフィニティシリーズから紹介する。
オシアジガー∞ シリーズ
19年秋、丹後の中深海ジギングの際に、下記の3種類を使い分けて感触を確かめた。
オシアジガーインフィニティの感想をまとめて見た
100m | 200m | |
B65−2 | △ パワー不足 | 未実施 |
B 610-2+ | ○ ちょうど良い | △ 少々パワー不足 |
B 610-3 | ○ ちょうど良い | ○ ちょうど良い |
B 610-4 | △ 少し硬い | ○ 少し硬い |
B 635 | 未実施 | △ 硬い |
※条件:260g 、ペブルスティック 、0.5ノット、丹後沖
私の経験上、中深海でのスロージギングでは、水深100〜200mで250g前後のジグを操るのには『B610-3』が一番使いやすいと感じている。ただし、マグロがターゲットとになることと潮が速い可能性が高いことから、『B610-4』が最適と考える。当たり前ではあるが、水深が深くなればなるほど潮の影響が大きくなるためいつも同条件とはいかない。
また、オシアジガーインフィニティMOTIVEは、6.10ftと長めのレングスになっており、スロージギングだからと言って1日中肘に当てながらのしゃくりは非常にしんどい。そこで脇に挟みながらでもロングフォールが実施できるためオススメだ。
マグロジギングにオススメのパワースロージギングリールを紹介
マグロジギングにおいてはフォールでのヒットが多い。ロングジャークからのロングフォールを行う際はともかく、フォール中にレバーを駆使してゆっくりフォールさせることができるのは非常に効果的である。
大型のキハダは60㎏も超えてくるため、PE4号/300mが良いと考える。
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マグロジギングにオススメのパワースロージギングタックルのまとめ
■メインタックル
- ロッド:オシアジガーインフィニティ B610-4
- リール:オシアジガーFカスタム 2000NRHG
- ビンチョウ:PE3号400m、リーダー40〜50lb
- キハダ:PE4号300m、リーダー80lb
■サブタックル
- ロッド:オシアジガーインフィニティ B610-3
- リール:オシアジガー 2001NRHG
- ビンチョウ:PE3号400m、リーダー40〜50lb
- キハダ:PE4号300m、リーダー80lb