2021/1/14更新
近年、人気となっている丹後のディープタイラバは、他エリアではなかなか見かけない大鯛が釣れる事で有名だ。明石で言うとロクマル(60㎝)が釣れることすら珍しいが、この丹後ではナナマル•ハチマルの鯛は当たり前に釣れているのだ。 そんな、丹後のディープタイラバについて紹介する。
目次
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丹後ディープタイラバの特徴
この丹後のディープタイラバで釣れる鯛は『明石鯛』と同じ特徴もある。明石鯛と言えば中骨にコブがある。これは、明石特有の激流によるもので、この激流を泳ぐことで何度も骨折が起こり骨が太くなるそうだ。また明石鯛は綺麗なアイシャドーがあることも知られている。この2つの特徴を併せ持っているのが丹後の鯛でもあり、美味しい鯛が釣れるということだ。
☞丹後の鯛は明石鯛と似て美味しい!
ナナマル(70㎝)や、ハチマル(80㎝)の鯛の寿命は?
鯛は長寿の魚として知られており寿命は20~40年とも言われている。70㎝オーバーになると10歳以上の個体で、100㎝を超えるのは20歳以上で人間でいう成人と同い年になる。
では、70㎝オーバーの鯛は美味しいのか?というとこれが本当に美味しくない!10~20歳の大鯛は極端に美味しくないため写真を撮ったらすぐにリリースしてあげると環境保護にもよいと思う。また、100m超の水深から釣り上げた鯛は腹にエアーを溜め込んでるためリリースの場合は、エアーをしっかり抜いてあげる必要があるため船長に相談するとよい。
美味しく鯛を食べるなら50㎝までが一番美味しい。
☞70㎝オーバーの大鯛は10歳!!美味しくないのでリリースがオススメ。
丹後ディープタイラバ とは
丹後のディープタイラバでは、ナナマル(70㎝)• ハチマル(80㎝)が当たり前に釣れている!丹後のディープタイラバが盛んになってから、7~8年くらい?だろうか。以前は、丹後でタイラバは盛んに行われていなかったが、『トップスジャパン』の船長等がポイントと釣り方を開拓し、徐々にディープタイラバというものが流行になっていったようだ。
丹後ディープタイラバのポイントと水深
丹後のディープタイラバは水深70〜120mを狙う。ポイントは上記の浦島グリ・白石グリ・冠島付近が多い。明石のタイラバは激流×岩礁が多く根掛かりが起きやすい。一方、丹後のディープタイラバは砂地を狙う事が多く、ドテラ流しでも心配なくラインを出せる。つまり超高額のタングステン200gタイラバヘッドも安心して使用できる。
☞水深は70~120m前後を狙う
☞根掛かりの心配は少ない!
ドテラ流し
水深100mでドテラ流しをすると、潮流ラインは200m出ることがある。あえて300mラインを出してより斜めにリトリーブする方が良いタイミングもある。(そんな時は電動リールが便利だ)
丹後ディープタイラバのリールについて
ディープタイラバで150m超のラインを出してくるとリトリーブ時の巻き重りが大きくなってくる。やはり巻き重りを軽減するためにはメタルボディのリールの方が軽く巻くことが出来る。もちろん、樹脂製のリールを使用しても問題はなかったので好みである。
ギアのチョイスは重要になってくる。150~200mもラインを出すと、ラインキャパ目一杯に巻いて80㎝のリールも、スプール径が小さくなるのと同じで巻取り量が50㎝にもなるのだ。そのため、一定のスピードで巻いているつもりでもリトリーブスピードが遅すぎる可能性が高く、深場でドテラをやる際はハイギアリールも必須だと考えている。
☞ハイギアリールが活躍する!
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使用中のディープタイラバ用リール
①ソルティガ200SH
②オシアコンクエスト200PG
③フォースマスター301DH
ドテラのシチュエーションで意識的に300m近くラインを出して、とにかく斜めにリトリーブしたい時には回収が楽な電動リールの使用もオススメだ。ディープタイラバを一日やり通すための体力温存としても非常にオススメだ!
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ラインシステムについて
丹後ディープタイラバの有名船、『トップスジャパン』船長のコメントを参考にしている。
おおよそ100m前後の水深を風まかせのドテラで船を流します。余程のことがない限り、船を立てることはいたしません。よって、風が強い日などは150m、200m、250mとラインが出ることがあります。状況によっては、このように船からタイラバを離せば離すほど釣れるパターンもありますので、最低でもPEラインは300m、できれば600mほど巻いておいてください。PEラインは1号程度、リーダーは16lb程度で組み合わせる方が多いです。(引用:トップスジャパンHP)
☞PE0.8号/300〜600m/リーダー16lbが良い!
丹後ディープタイラバのロッドについて
丹後のディープタイラバで使用するロッド選定は、その他のエリアでのタイラバとは大きく異なるの注意だ。ヒットする鯛がとにかく大きい!そのためティップが柔らかすぎると大鯛の堅いに針がかからない。
☞柔らかすぎるロッドはNG
海が荒れやすい丹後の海でドテラ流しを行うため船が揺れやすい。そのため、リトリーブ中の鯛に違和感を与えないためロッドは長めが良い。
☞長めのタイラバロッドがオススメ!
・ジャイアントキリング GXJ-B70MTR/DTR
丹後ディープタイラバの先駆者であるトップスジャパン船長が監修しると、トップスジャパン同船時に聞いた気がする。まさに、丹後ディープタイラバ専用ロッドと言えるためオススメの1本。
<タックルまとめ>
- ロッド:7ftクラスの長め、ドテラ専用ロッドがオススメ
- リール:ソルティガ200SH、オシアコンクエスト200PG等
- PE:0.8号/300m
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丹後ディープタイラバにオススメのタイラバ
水深100超をドテラ流しをすると、150〜300gまでのタイラバを使用することになる(個人的には250gまであれば問題なし)。より斜めに引きたい時は鉛モデルで良いが、潮が早すぎて着底が分かりづらい時はタングステンを使用することもオススメだ。タングステン製であれば250gまであれば全く問題なしと言えるが、通常メーカー品だと5千円オーバーと高価だ。私は、ネットで少しでも安価の物を購入している。
ネクタイもボリュームが多め、かつワームなども効果的とされている。
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①ジャッカル 爆流ビンビン玉
②ダイワ ベイラバーフリー
③タングステンヘッド 240g
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丹後ディープタイラバにオススメの船宿紹介
丹後ディープタイラバの動画を紹介
丹後のディープタイラバを楽しもう!
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